フットウェア商品戦略責任者
谷口(167cm やせ型)24.5cm着用
①4.0点(5.0点満点)
【アッパー】
非常に柔らかく、足馴染みの良さに驚いた。内張のスウェードも足当たり良好。セパレート型のシュータンで甲周りのフィット感は前作を上回っている。ラバーフィンのボールへのグリップ感もgood。
【ソール・ヒール】
適度なグリップ。抜けも良く、引っ掛かり過ぎることは無かった。特筆すべきは踵のフィット感。踵の細い私の足でも、クッション材でしっかりと固定され快適にプレーできた。
【総評】
今までいろいろなadidasのシューズを試履きさせて頂いたが履き心地は過去一で良かった。アッパーの柔軟性、シューズの軽量性、踵周りのフィット感は秀逸。前作までのプレデターとは全くの別物でより多くのプレイヤーに支持頂けるプロダクトに仕上がっている。是非一度足入れしてみて欲しい。サイズは②に比べ、やや大きく感じた。
②4.0点(5.0点満点)
【アッパー】
①と同様。
【ソール・ヒール】
①と同様。
【総評】
①と同様。サイズは①に比べ、やや小さく感じた。
③3.0点(5.0点満点)
【アッパー】
ELITEに比べるとやや張り感のある素材。耐久性には優れているであろう。土グラウンドでガンガン履くプレイヤーにはピッタリ。
【ソール・ヒール】
ELITEに比べると、重量があるがその分安定性有り。人工芝でのグリップも問題無し。踵はややゆったり目。踵の太いプレイヤーには合うか。
【総評】
コンセプトは同じながら、ELITEとはまた違った特徴がある。履き心地は全く違う。足型やプレイする環境に応じて履き分けて欲しい。サイズは②に比べ、やや大きく感じた。
Senior Technical Expert
水野(180cm 普通型)27.0cm着用
①4.0点(5.0点満点)
【アッパー】
体験会前から期待感を持っていたスパイクで、初めて着用した時の履き心地の良さは予想通りだった。JAPANラストのHG/AGは27.5cmで着用したがAGモデルは通常通りの27cmを選択。合成スウェードとフィンラバーが個人的には好印象だった。アッパーが少し薄いのでインステップでボールを蹴る際のインパクト時に多少反発があった。
【ソール・ヒール】
AGモデルは27cmでの着用だったが踵の圧迫感もなく踵部分の収まりは良かった。天然皮革とは違ったカチっと足がはまっている感覚が好印象。アウトソールに関しては、AGモデルであればショートでもロングパイルでもグリップを人工芝で発揮出来る。
【総評】
人工芝でのプレーだけの選手であればこのAGモデルがお勧め。プレデターシリーズの特徴であるラバーは進化しておりフィンがボールの流れに応じて流れてくれるのでシュート時だけではなくボールコントロールにも役立つ。常にゴールを狙っているストライカーやキックが得意な選手には試してほしい一足。
②4.0点(5.0点満点)※27.5cm着用
【アッパー】
通常は27cmで着用する事が多いがHG/AGモデルはややコンパクトな印象。合成スウェードとフィンラバーが個人的には好印象だった。アッパーが少し薄いのでインステップでボールを蹴る際のインパクト時に多少反発があった。
【ソール・ヒール】
サイズアップした事で踵の圧迫感も解消されたが、踵部分の上下・左右のブレ、ズレは感じなかった。天然皮革とは違ったカチっと足がはまっている感覚が好印象。アウトソールに関しては、HG/AGでもしっかりとグリップを人工芝でも感じる事が出来た。ロングパイルではAGソールが◎
【総評】
全体的にはバランスの良いスパイクにまとまっている印象。プレデターシリーズの特徴であるラバーは進化しておりフィンがボールの流れに応じて流れてくれるのでシュート時だけではなくボールコントロールにも役立つ。常にゴールを狙っているストライカーやキックが得意な選手には試してほしい一足。
KISHISPO泉佐野店
大角(174cm がっちり型)26.0cm着用
①4.5点(5.0点満点)
【アッパー】
薄く柔らかいアッパーに進化し、さらに独立型シュータンとなった為、幅自体は細くなっているもののゆとりを感じた。最も期待値の高かったボールフィーリングは抜群。ストライクスキンの確かなグリップによって回転をかけたり、強いボールを蹴りだす際、しっかり引っかかっている感触があり貪欲に得点やアシストを狙う前線の選手にオススメ。
【ソール・ヒール】
過去作のアキュラシー、エッジではタイトな感触が強かったが、今作はローカットベースによりかなりマイルドな感触。アキレス腱を抑えるように配置されたクッション、起毛調のライニング等でズレを感じることは全くなかった。過去作で採用されていたAGソールは三角ベースで適度に引っ掛かり、感触としては前作、前々作よりもかなり良好。軽量化も図られており個人的には圧倒的に今作が好み。
【総評】
ゴール至上主義というコンセプトも納得のプレデターが帰ってきた!という印象。天然皮革ではないのにもかかわらず足入れの瞬間から足に馴染んで来るのが分かった。懸念点は過去作と比べると若干薄さが目立つくらい。現サイロの中でもかなり万人受けするモデルチェンジだと思うので是非一度足入れしてみて頂きたい。
②4.0点(5.0点満点)
【アッパー】
①と同様。
【ソール・ヒール】
人工芝での適度なグリップ、ヒールカウンターが踵をしっかりホールドしてくれるので非常に安定していた。踵のライニングやクッションはAG同様。AG程のグリップが要らない人、土での使用機会がある方には間違いなくファーストチョイスとなるクオリティ。
【総評】
ほとんど①と同じ感想ではあるが、ラストが違うので細かいサイズ感の差があった印象。(AGの方が縦が長い)個人的にはあまり気にならなかったがHG/AGの方が横幅にゆとりは感じた。人工芝での試履だったのでグリップ面でAGに劣っていた為この点数ではあるがあくまで好みの範疇。クオリティは申し分ないので、使用環境、サーフェイスに合わせて履き分けて頂きたい。
③3.5点(5.0点満点)
【アッパー】
ELITE同様の素材だがライニングの違いから全く別物の印象。かなり硬さとハリ感が強く、ラストも違うため横幅は狭め。着用感としても圧迫感がかなりあった。ストライクスキンは同様の為キック時のグリップは強力。トップモデルがLL(レースレス)を除きフローティングタンとなり今回のサイロでは貴重な甲一体型のアッパーとなる。絞ったラストと硬さ、甲一体型のニットを好む方へオススメ。
【ソール・ヒール】
踵に関しては少し浅めで上部のクッションが薄くなってるため抜け感が強かった。アウトソールの配置は前作同様、形状を丸型へ大きく変え、適度なグリップと衝撃分散、足への負担軽減が図られていた。
【総評】
足型に合えば、十分に良作といえるクオリティ。トップモデル同様のアッパー素材と仕様はコンセプトを踏襲しており好印象。残念ながら自分の足には合わなかったが、逆にELITEが合わないという方には間違いなくオススメできる。
IT事業部
渡邉(170cm がっちり型)27.0cm着用
①4.0点(5.0点満点)
【アッパー】
HG/AGモデルと比較すると、横幅が少し窮屈でワンサイズアップが余儀なくされた。サイズアップしたところ、親指の第一関節が余り、中でのフィット感が少し落ちた印象。横幅がある方はワンサイズアップも視野に入れてもらえるとよいかと。アッパー素材に関しては、丈夫ながら薄さも感じ、蹴った際の足への衝撃は少し感じた。ラバーフィン部分を面してシュートした時、縦回転のカーブがかかる傾向があり、流れの中でのプレーで出すのは難しいが、フリーキッカーなどにもおすすめ出来る一足ではないかと。
【ソール・ヒール】
人工芝でもスパイクの刺さりがよく急な変化にも対応できた。足裏を用いてのプレーもボールが滑ることもなくしっかりとホールドできた。サイズアップした時、足首周りのフィット感が心配していたが、特にズレなどの問題はなく、スムーズにプレーができた。
【総評】
サイズ感に関しては素材の硬さも感じジャストフィット出来なかった印象。だがラバーフィンの性能やアッパーのスウェード素材に新しさを覚え、驚きを感じた。着用を重ね足にも馴染んでいくと、安定性と快適性、グリップ力が更に感じられ、パワーのあるシュートを次々と生み出せるスパイクになるかと。「ゴールを奪うためのスパイク」を感じる一足で、ストライカーやフリーキッカーには是非おすすめしたい。
②4.5点(5.0点満点)
【アッパー】
全てにおいてフィット感があり、つま先部分のズレなども特になく安定していた印象。AGモデルとの比較にはなるが、アッパー素材に関して蹴った際の足への衝撃はあまり感じずプレーへの支障も特になかった◎
【ソール・ヒール】
足裏を用いてのプレーもボールが滑ることもなくしっかりとホールドできた。足首周りの圧迫感は非常に少なく、固定されていた印象。プレー中などのズレも特に感じなかった。
【総評】
サイズ感に関してこちらのモデルの方が、全体的にグリップ力、フィット感がありスムーズにプレー出来た。①と同様「ゴールを奪うためのスパイク」を感じる一足で、ストライカーやフリーキッカーには是非おすすめしたい。